【理論と実践】通所介護と通所リハビリテーション(介護福祉経営士テキストを通して)

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令和6年4月11日 医療・介護経営の理論と実践 2160号

■通所介護と通所リハビリテー ション

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

【はじめに】

令和6年度の診療報酬・介護報酬改定対応に奔走されている医療機関が多いことでしょう。
私もその一人です。

・急性期の厳格化と高齢者救急医療の受け入れ態勢の整備
・基本診療に対する賃上げ分の上乗せ
・負担軽減や連携を促進する取り組み・DX化の評価
・感染対策の労力を補填する加算
・生活や食事を支え、改善するための多職種の協働、地域との連携

を推進するために、新規点数の設定、既存点数の是正が加わったと感じます。

森(全体)を見て、木(個別項目)を見ていく必要があります。

【本日の項目】

介護福祉経営士テキスト基礎編2ー2(第3版)
「介護報酬制度/介護報酬請求事務」を通しての学びをシェアします。

( 最新版は、第4版です。以下のURLが最新版の購入画面です。
https://www.jmpshop.jp/products/detail/2139
「介護福祉経営士テキスト」で検索してください。 )

介護福祉経営士2級試験に向けて、テキストを勉強中です。
網羅的に学べるのがこういったテキストは重宝できます。

今回は、「通所介護と通所リハビリテーション」について、確認できました。
私自身の理解が混ざりますので、正確な内容を確認したい方は、テキストをご購入ください。

1、通所介護

通所介護とは何でしょうか。

前回、学習した訪問介護と違い、利用者がサービスを提供している施設に通うことを言います。
デイサービスとも言われるので、そちらの方が馴染みがあるでしょうか。

基本報酬は、規模に応じて、通常規模型や大規模型に分かれています。
この規模については、平均利用延べ人員数で算出します。

また、時間区分によって報酬が分かれています。
サービスの算定時間は、通所介護計画に位置づけられた内容のサービスを行うのに
要する標準的な時間で所定の単位を算定します。

利用者の心身の状況による時間短縮など、時間の取り扱い・特殊な例について紹介されています。

以上が基本報酬ですね。

次は、加算です。

口腔機能、中重度者ケア体制加算といったように体制を評価する加算、
ADL維持の加算、栄養スクリーニング、生活相談員の配置など、
その利用者がただ施設で過ごすだけでなく、
生活機能や栄養、口腔などの機能を改善できるような体制が評価されていることが分かります。

最後に、減算です。
人員基準を満たさない場合や定員を超過する場合には、
減算ということがありますので、このあたりは管理が求められる点でしょう。

2、通所リハビリテーション

基本報酬があります。
通所介護と同様に、通常規模と大規模型に分かれています。
時間区分は、1時間刻みで分けられています。
あくまで「通所」ですので、利用者に来てもらう方法です。

通所介護に共通するような入浴介助の加算もありますし、
リハビリに特化した「通所リハビリテーションマネジメント加算」といったような加算があります。

マネジメントフローが紹介されています。
医師の診察があり、 リハビリ開始時のカンファレンス、
計画の作成、会議、利用者または家族への説明や同意など、
ケアマネジメントプロセスと似たものを感じますね。

実際にリハビリ・ケアを実施し、アセスメント・評価等を繰り返し、
プランの目的が達成されたかどうかを確認していくのは、仕事でも大事です。

SPDCAサイクル(PDCAサイクルに、前段階として「Survey」の調査を重視)のことや、
リハビリテーション会議、説明や同意、医師への報告、計画の見直し、生活上の留意点の情報提供など、
これらの取り組みを確認し、記録することが求められているように理解しました。

加算には、弱年性認知症利用者の受け入れ、栄養改善、口腔機能などの点が評価されています。
また、生活行為向上のリハビリテーション実施など、
機能を回復させるリハビリテーションらしい評価が多くみられます。
社会参加支援加算では、ADL及びIADL(応用的な動作)の改善が評価の対象として求められています。

リハビリならではの略語が出てきてたいへん興味深い内容でした。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

テーマについて、ご要望あれば、コメントをどうぞ。

◇病院経営の見える化について公開講座(動画)の講師をする機会を頂きました。感謝(^_^)
https://hcmi-s.net/weblesson-hcm/jmp_consult_01/  (講座)
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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
2023年、医療経営士1級に合格!
2023年、中小企業診断士の1次試験の2次試験は突破、次は登録。
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。