【理論と実践】訪問介護と訪問看護(介護福祉経営士テキストを通して)

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令和6年4月10日 医療・介護経営の理論と実践 2159号

■訪問介護と訪問看護

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

【はじめに】

令和6年度の診療報酬・介護報酬改定対応に奔走されている医療機関が多いことでしょう。
私もその一人です。

・急性期の厳格化と高齢者救急医療の受け入れ態勢の整備
・基本診療に対する賃上げ分の上乗せ
・負担軽減や連携を促進する取り組み・DX化の評価
・感染対策の労力を補填する加算
・生活や食事を支え、改善するための多職種の協働、地域との連携

を推進するために、新規点数の設定、既存点数の是正が加わったと感じます。

森(全体)を見て、木(個別項目)を見ていく必要があります。

【本日の項目】

介護福祉経営士テキスト基礎編2ー2(第3版)
「介護報酬制度/介護報酬請求事務」を通しての学びをシェアします。

( 最新版は、第4版です。以下のURLが最新版の購入画面です。
https://www.jmpshop.jp/products/detail/2139
「介護福祉経営士テキスト」で検索してください。 )

介護福祉経営士2級試験に向けて、テキストを勉強中です。
網羅的に学べるのがこういったテキストは重宝できます。

今回は、「訪問介護と訪問看護」について、確認できました。
私自身の理解が混ざりますので、正確な内容を確認したい方は、テキストをご購入ください。

1、訪問介護

1)基本報酬の枠組み

・身体介護や生活援助、種々の加算

身体介護とは、利用者の体に直接接触して行う介護、そのための準備及び後始末などです。
生活援助とは、身体介護以外の掃除や洗濯、調理などの日常生活の援助です。
身体介護や生活援助は、例えば退院時の在宅復帰に際し、どの程度の介助が必要なのか、
といった観点から病棟スタッフとケアマネージャーとの関わりが重要になる部分ですね。
顔の見える関係で、患者・利用者の情報共有が必須です。

・通院の介助

このあたりは外来との関係が深いです。
医療機関への移動時間や経費は、通常の介護報酬では請求できないようですので、悩ましいですね。

・訪問介護の所要時間の請求、他

基本的に、プランの金額で請求するということがポイントです。
プラン通りになっていなければ、プランを見直し、改善する、
というケアマネジメントプロセスが重要でしょう。

訪問介護、直接的に利用者と関わっていく際に算定できる「各種加算」について
詳しく紹介されています。詳細はぜひ本テキストをご覧ください。

2)様々な加算

・特定事業所加算

中重度の要介護者を重点的に受け入れるとともに、
人員基準を上回る常勤のサービス提供責任者を配置する事業所についての加算です。
計画的な研修の実施や、定期的な会議の開催、ある程度の人員要求など、
ある程度の条件があります。

・その他、訪問介護の加算

夜間や早朝、深夜の加算、特別地域への訪問の加算、
緊急時の訪問の加算など様々な加算がありますね。

こちらも詳細は、ぜひ本テキストをご覧ください。

2、訪問看護

看護師による訪問サービスです。

2人の看護師による訪問看護、長時間の訪問看護、理学療法士等のセラピストの訪問などがあります。
訪問看護ですが、理学療法士等の訪問ということで、最初見た時には違和感がありました。
令和6年度の改定で、訪問看護にも関わらず、セラピストが多く訪問している事業所に対して是正が入りました。

訪問介護と同様に種々の加算があります。
夜間や早朝、深夜、特別地域への訪問、緊急時の訪問、さらに特別管理加算、ターミナルケアもありますね。
退院時の共同指導加算など、看護というだけあって、医療の視点が入っています。
いろいろな加算がありますので、詳しく知りたい方は当テキストをご覧ください。

その他、以下のようなサービスがあります。

・通所介護
・通所リハビリテーション
・施設サービス
・介護老人保険施設
・介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)
・グループホーム
・小規模多機能居宅介護
・居宅介護支援
・サービス共通事項
・他のサービスとの併用規定
・介護予防、日常生活支援総合事業

次回は、通所介護から確認したいと思います。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

テーマについて、ご要望あれば、コメントをどうぞ。

◇病院経営の見える化について公開講座(動画)の講師をする機会を頂きました。感謝(^_^)
https://hcmi-s.net/weblesson-hcm/jmp_consult_01/  (講座)
https://healthcare-mgt.com/article/iryo/jmp_consulting01/  (紹介)

◇過去の内容、記事はこちらから是非(^-^)
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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
2023年、医療経営士1級に合格!
2023年、中小企業診断士の1次試験の2次試験は突破、次は登録。
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。