【1047】自法人にも地域にも連携の要は情報(病院羅針盤20210301)

日々の学びや気づきを言語化し、行動を変え、未来を変える一助に。

金曜日ですね。今週も終わりますね。皆様は、いかがお過ごしでしょうか。

今回、紹介するのは、

雑誌「病院羅針盤20210301」

です。(読書通算979日目)

病院羅針盤

 

特集は、

介護報酬改定シミュレーション
新型コロナウィルスBCP
医療の原点に回帰する

の3つでしたね(^-^)

【介護報酬改定シミュレーション】

前回改定の方向性を踏襲しつつ強化し、新たに感染症や災害への対応力・強化が求められている。
主だった加算減算の変更点をピックアップする。
(変更後の金額が小さい額は省略して共有すると、分かり良い)

加算の項目数が増えているので、取得状況によっては今回の改定をプラスに転換させることは十分に可能。

介護医療院は基本報酬がアップしている。
療養型から介護医療院への移行へ誘導をしていると考えられる。
療養型の減算が圧倒的に多い。
期限までに介護医療院への移行を完了させたいという強い意志が見える改定。

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医療も介護も、しようとしていることは同じですね。

なりたい未来に向けて、誘導する。
しかし、なかなか狙い通りにうまくいかないのも事実、と感じます。

その中、いろいろと手を打ち、変化を促しています。

【新型コロナウィルスBCP】

緊急時に低下する業務遂行能力補う非常時優先業務を開始するための計画。

・・・・・・

リスク対応、大事です。

【医療の原点に回帰する】

かかりつけ機能として、目標とすべき3つ。

1、寝たきりの予防
寝たきりの原因
認知症、運動器疾患、脳卒中
2、苦痛の緩和
3、寿命の延伸

死因トップは、がん、心臓疾患、脳卒中

上記の原点に回帰した医療哲学が流れてこそ、必要とされる地域医療拠点になることができる。

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地域で増える疾患にどう対応するか。
単独か連携か。
地域から求められる医療は何か、切り口を教えてもらうことで気づきを頂けます。

【連携なくして明日はなし】

病院薬剤師と訪問診療の連携。
訪問診療に同行。
薬剤師にして欲しいことの一覧化。
薬薬連携勉強会の開催。

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同行、大事ですね。また、他職種にして欲しい業務の明文化
このような明文化は、やれそうでやれないことだと思いますが、
補完してほしい、助けて欲しい業務についてお互いに分かってこそ、
「ここまではできる、できない」と意思表示もしやすいですよね。

【大きく変貌する病院広報】

広報=集患ではなく、広報=つながりという社会連携への変換。

「卵を終わらずにオムレツは作れない」

卵を割る行動をしているかどうか。卵を割った卵の数だけ何かが生まれるはず。
失敗もあるが、失敗はチャレンジの証である。
コロナ禍、いろんなSNSや動画などを活用したツールの充実を図るチャンスと捉えてはどうか。

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新しいことにチャレンジすら機会と捉えて、取り組みたいですね。

【働き方改革、人材確保】

自法人の方向性の周知徹底は、ことあるごとに何度も繰り返して伝える。
それぞれの部署、職場に掲示する。
昭和時代のやり方だと思うが、いろいろ試してみたところ、これがベスト。

単なる情報共有ではなく、タイムリーな情報共有。日毎日毎の共有ができないか模索する。

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結局は、何度も言うしかない、ということですよね。
目に見る機会が多ければ多いほど、認識に上ります。

そして、タイムリーな情報共有、大事ですね!

【病院の経営課題を解消】

患者環境変化のリスク。

入院部門や外来部門の変化。延べ患者数の変化だけでなく、実患者数の変化はどうかを確認する。

実患者数が減っていないのであれば、地域の患者は減ってないとも言える。

財務状況のリスク、職員退職のリスク。
コロナで賞与が減ったようなことがあれば、経営状況は大丈夫だろうかと心配になる。
そういったところで、適切な経営情報の共有ができているかどうかは離職防止にもつながる。

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実患者数が減っていないのであれば、地域の患者は減ってないとも言える、とありますが、
たしかに!と思いますね。

色々な切り口で見ることが大事です。
そして、適切な情報開示の仕組みも作りたいですね。

では、内容と所感はここまで。

目次(紹介してきた特集含む)は以下のようなものでした。ご興味があれば本誌をどうぞ。

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2021年度介護報酬改定シミュレーション
施設サービスに対する厚労省の明確な意図が入った改定に
~介護老人保健施設、介護医療院、介護療養型医療施設~
株式会社日本経営 介護福祉コンサルティング部 沼田潤

新型コロナウイルスBCP
~今こそBCPの見直しと活用を~
岐阜大学医学部附属病院 医療安全管理室 熊田恵介 ほか

医療の原点に回帰する
~超高齢多死社会から求められる中小総合内科系病院の役割~
医療法人瑞心会 渡辺病院副院長兼診療統括部長 中村了 ほか

大学病院間で大きく異なる
無給医への未払い賃金の遡及期間
山口大学経済学研究科企業経営専攻(医療・福祉経営コース)三隅達也

短期集中連載(全4回)医師の働き方改革実現に向けた課題と対策
最終回 医師の働き方改革をキッカケに多くの国民が満足する医療を実現
株式会社メハーゲン 医療経営支援課 小川陽平

リレー連載 連携なくして明日はなし
できることからはじめよう! ~病院薬剤師と訪問診療の連携~
医療法人社団仁牧会 大森牧田クリニック(前・牧田総合病院 経営企画室)事務長 清水まや

病院の人材戦略
◎病院経営と人材マネジメント(12)
評価力調整訓練で、人材マネジメントの好事例を共有する 篠塚 功
◎働き方改革×人材確保(12)実践!私が考える「組織マネジメント」
諸橋泰夫
◎ゼロから分かる病院の労務管理(12)これからの医療従事者の働き方
福島紀夫

連載
◎今、求められる病院のリスクマネジメント(6)小松本悟
◎大きく変貌する病院広報(6)山田隆司
◎医療政策の深読み(36)島崎謙治
◎病院のTQC/TQM導入のすすめ(最終回)永井庸次
◎未然に防ぐ病院の災害対策(最終回)中島 康
◎病院の経営課題を解消(最終回)佐々木泰司

コラム
◎病院経営わくわくどきどき(47)澤田勝寛◎明るい未来に想いを馳せて(36)木村結花

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では、また明日(^_^)v

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