【1461】介護医療院の転換の趣旨、施設側のメリット、施策

~病院職員が、安心して、仕事の生産性高く、充実して働ける未来の一助へ~

中神勇輝です!

1461日目。「病院経営の理論と実践塾」より、日々の学びや気づきをお知らせします(^_^)

しばらく医療経営士の試験対策も兼ねて、長英一郎さん作成の医療経営士1級の予想問題集より学びをシェアします。

(以下からどうぞ。)

今日のテーマは「介護医療院の転換の趣旨、施設側のメリット、施策」について。

医療療養病床や介護療養病床から、介護医療院の転換が要請されています。
介護医療院導入の趣旨は何でしょうか?

介護需要が増える中で、介護保険を適用させることができます。
介護保険は区分に応じて負担限度額が異なるため、国庫や市町村が負担する金額が少なくなる、というメリットもあります。
利用者の立場からすると、うまいことサービスを組み合わせないといけないですが・・・。

また、メリットは、在宅復帰率算定の対象となるため、病院からの退院の促進につながります。
その介護医療院の施設基準の1つに、プライバシーの確保があります。
具体的な対応としては、パーティションの設置があります。
また、パーティション設置の際は補助金の有無を確認しておきたいところです。

人員配置を少なくできる、というメリットもあります。
しかし、医療療養病床から介護医療院への転換時の注意点は、患者層が同じなのに看護師を減らせるか、というと、簡単な話ではありません。要検討です。

その他の要件で特記したい点もあります。
それは、医療度の高い患者を受け入れようとした際に、経管栄養の割合を一定数確保する、といったことです。
しかし、それは、施設側の問題であり、患者や家族のニーズに合わせた医療提供なのか考えなければいけません。
患者の立場に立つからこそ、医療職・介護職の理解を得られます。
留意したい点ですね。

明日も、介護医療院への転換について、触れたいと思います。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝と申します。今年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ピアノとドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。
(記載内容は、所属する医療機関の発言でなく個人の意見です)