【理論と実践】地域医療構想って何を目指してるん?

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令和4年8月10日 病院経営の理論と実践 1550号

■地域医療構想って何を目指してるん?

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

今日もルーティーンの朝散歩。
近所に、資源回収してくださる場所ができたので、段ボールを持っていきながらで、一石二鳥。

さて、「医療経営用語集」(日本医療法人協会東京都支部)を活用して医療経営士1級の試験勉強中。
紹介されている言葉の量が少なすぎず、多すぎずで、振り返るには、ちょうど良いです。

ということで、樺沢紫苑さんの言われる通り、アウトプットが大事ですので、紹介します。

今日は、「地域医療構想って何?」ということで・・・。

これは、2025年の医療需要を見越して、都道府県(二次医療圏など)に分けて、
病床数を最適化しようぜ!というものです。

(ざっくりし過ぎ?)

とはいえ、機能分化を推進するために、一医療機関で最適化されるか、
というと、難しいので、地域医療構想調整会議、という協議する場が設けられています。

どんな目標を立てていて、どんな達成状況か、資料が作られているので、
見ておくと、「全体のなかで自分に求められるもの」が見えて有意義ですね。

関連する知識としては、2025年問題ですね。

2025年は、団塊の世代全てが、75歳になる年ですので、それを節目として
体制を作っていこう!という話です。
さらには、2040年問題もあって、現役世代は、大きく減ります。

人口動態が与える影響は大きいです。

その人口動態も、地域によって変わりますし、
現存する医療機関や介護施設なども違います。

その違い、特性を踏まえて、考える、調整する会議ですね。

こういった人口動態に加えて、国民医療費の変遷もチェックが必要ですね。
国民医療費は、どんどん増えています。
コストが増えていく中で、収入(国の税収)は減っていきますので、逆の動きです。

何とかしないとね、となるのは、至極当然で、現在は、
「全世帯対応型の社会保障制度」(給付と負担の見直し、子育て支援、生涯現役)が謳われています。

その他、色々なデータが集められてますが、
医療経済実態調査というものもあります。
病院機能別の経常利益率や人件費率、医師1人あたり収益などもあり、
自院の現状分析に使えます。

情報にアンテナを高くして、自院、そして、地域のあり方を考えていきましょう。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝と申します。今年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ピアノとドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。
(記載内容は、所属する医療機関の発言でなく個人の意見です)