【理論と実践】医療法の変遷と資金調達(医療経営士テキスト 初級・1 所感)

~病院職員が、安心して、仕事の生産性高く、充実して働ける未来の一助へ~

ご友人等へのメルマガ紹介はこちらから。
https://www.mag2.com/m/0001682907

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
令和6年1月20日 病院経営の理論と実践 2078号

■医療法の変遷と資金調達

中神勇輝(なかがみゆうき)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

おはようございます。中神です。

医療経営士初級(3級)テキストの「医療経営史」より学びをシェアします。
今回は、戦後から現代(医療法の変遷と資金調達)について確認します。

【医療法の変遷】

1948年に、医療法が制定されました。
病院の施設基準などの整備や広告・診療科目の規制が行われます。

その後、何度か改正が行われています。(年は、施行年)

・1次改正(1986年)

医療圏ごとの病床数の規制と、駆け込み増床。

・2次改正(1993年)

特定機能病院や療養型病床群といった機能の創設。

・3次改正(1998年)

地域医療支援病院の導入や、インフォームドコンセントの法制化。

・4次改正(2001年)

一般病床と療養病床の区別や医師の臨床研修の必修化。

・5次改正(2007年)

医療崩壊への対応、聖域なき構造改革。
医療法人制度改革、社会医療法人制度の創設。

・6次改正(2014年)

少子高齢化を踏まえた医療提供体制の再構築。
病床機能報告制度の創設。

・7次改正

医療法人制度の見直し。

・8次

特定機能病院のガバナンス改革や医療機関ホームページの広告規制。

その後も、5事業から6事業(新興感染症対策)や外来機能報告制度。

【資金調達】

非営利法人という立場での資金調達が求められます。

貸付機関としては市中銀行や公的なもの、医療金融公庫などがあります。
1990年の診療報酬の厳格化により、赤字病院も出てきます。
今もなお厳しい状況です。

診療報酬を債権とした資金集めも出てきます。
債権の流動化ですね。
PFI といった民間からの支援もあります。

消費税が徐々に上がっていますが、
診療報酬という公定価格の中で、価格に直接転換できない点は、常の課題です。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

テーマについて、ご要望あれば、コメントをどうぞ。

◇病院経営の見える化について公開講座(動画)の講師をする機会を頂きました。感謝(^_^)
https://hcmi-s.net/weblesson-hcm/jmp_consult_01/  (講座)
https://healthcare-mgt.com/article/iryo/jmp_consulting01/  (紹介)

◇過去の内容、記事はこちらから是非(^-^)
https://wakuwaku-kokoro.net/

◇試験勉強や本の学びをアウトプットしているYouTubeチャンネルは、こちらです(^-^)
https://youtube.com/channel/UC_PiglYG9qTBjlJ3jt3161A

この記事を書いたのは、こんな人。
ーーーーーーーーーーーーーーー
中神勇輝。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
2023年、医療経営士1級に合格!
2023年、中小企業診断士の1次試験の記述試験は突破、次は口述試験。
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。