【理論と実践】健康保険法の概要(医療経営士テキスト 初級・3 所感)

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令和6年3月3日 病院経営の理論と実践 2121号

■健康保険法の概要(医療経営士テキスト 初級・3 所感)

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

医療経営士初級(3級)テキストの「日本の医療関連法規」より学びをシェアします。
今回は、「健康保険法の概要」について確認します。

【内容】

1、健康保険法とは?

健康保険法の内容で、総則から保険者、被保険者等、概要について大枠が紹介されています。

例えば、健康保険法の目的については、
「被用者の業務外の疾病や負傷、死亡、出産に関して保険給付を行い(中略)、
国民の生活の安定と福祉の向上に寄与することを目的とする、と書かれています。

細かい内容から入ると、理解しづらいですが、目的をまず知ることが大事ですね。

2、保険者とは?

健康保険の保険者としては、
全国健康保険協会や健康保険組合といったものがありますね。

医事課という立場で見ると、保険証の資格の有無・期間などが目に留まります。
総務や人事という視点からすると、保険証の授受、標準報酬月額や保険料といった部分が認識に残りやすいです。

医事課の視点、総務や人事の視点など、様々な切り口で健康保険を知るためにも、
部署の異動は良いきっかけになるだろう、と改めて思いました(経験から)。

3、保険給付の対象とは?

療養の給付や入院時食事療養費、 傷病手当金、埋葬料、出産育児一時金など、様々な給付が行われています。
知らず知らずのうちにこういった給付を受けているのだなぁ、と思いますし、
そのために健康保険料を支払っているのだな、と思います。

当テキストで、どのような保険給付があるのかところ大枠が紹介されているので、
確認されると良い勉強になる思います。

4、保険給付ができるのは?

保険医療機関や保険薬局ですね。
保険医や保険薬剤師としての申請も必要です。
この辺りは、実務につかないと分かりにくいところですし、
逆に、実務に就いていたとしても、こういった知識を体系的に勉強しないと
全体が分からないままになってしまいますので、実務者が全体を学ぶにとても良いテキストだと思います。

【所感】

私は、医事課で10年ぐらい働いて、その後、企画課に異動し、最近は総務課関係の仕事もしています。

当時、医療経営士の勉強をしたのが企画課に異動した前後でした。
同じテキストで勉強していましたが、保険証といった項目は認識に残りつつも、
標準報酬月額や保険料といった項目については認識が薄かったですね。

今回、改めて、総務課という業務を担当した上でテキストを見直してみて思ったことは、
体系的に自分の業務を知ることはとても良いな、ということです。

全ての業務を経験することは難しいですが、
せめて知識だけでも、今の自分が、全体の業務の中の何を担っているのかを知るきっかけになりますね。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
2023年、医療経営士1級に合格!
2023年、中小企業診断士の1次試験の2次試験は突破、次は登録。
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。