【理論と実践】介護サービス利用のための認定、ケアマネジメント(介護福祉経営士テキストを通して)

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令和6年4月21日 医療・介護経営の理論と実践 2170号

■介護サービス利用のための認定、ケアマネジメント(介護福祉経営士テキストを通して)

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

【はじめに】

令和6年度の診療報酬・介護報酬改定対応に奔走されている医療機関が多いことでしょう。
私もその一人です。

・急性期の厳格化と高齢者救急医療の受け入れ態勢の整備
・基本診療に対する賃上げ分の上乗せ
・負担軽減や連携を促進する取り組み・DX化の評価
・感染対策の労力を補填する加算
・生活や食事を支え、改善するための多職種の協働、地域との連携

を推進するために、新規点数の設定、既存点数の是正が加わったと感じます。

森(全体)を見て、木(個別項目)を見ていく必要があります。

【理由・参考書】

医療介護連携が重要視されていますので、介護福祉経営について大枠を学習しています。

最近は、介護福祉経営士テキスト基礎編1ー1(第2版)
「介護福祉政策概論」を参考書に使っています。

( 最新版は、第3版です。以下のURLが最新版の購入画面です。
https://www.jmpshop.jp/products/detail/2140
「介護福祉経営士テキスト」で検索してください。 )

この学習の目標として、介護福祉経営士2級試験を考えています。
網羅的に学べるのがこういった試験・テキストの良いところです。

今回は、「介護サービス利用のための認定、ケアマネジメント」について、学習しました。
私自身の理解や補足確認した内容が混ざりますので、
正確な内容を確認したい方は、テキストをご購入ください。

【本日の内容】

1、介護サービス利用

・サービス利用における、大事なポイント

それは、要介護・要支援の認定と、
介護支援計画(ケアプラン、サービスの利用計画)の策定です。
必要に応じた支給にしないと限度がなくなってしまうということや、
ケアマネジメントによる介護サービスの必要性の判断や効率的な利用の促進が目的ですね。

・認定について

主治医意見書、調査員等による心身の状態確認を踏まえて、
介護認定審査会で審査・判定し、市町村が介護度を認定します。

2、給付の限度基準額

・給付の限度基準額と関連サービス

要介護や要支援状態に応じた標準的なサービス利用の対応や、
介護報酬の額などを考慮して設定します。

市町村における個別の種類のサービスの支給限度基準を定めたり、
福祉用具購入費の支給限度基準額は1年間で10万円、住宅改修費は20万円ですね。

福祉用具や住宅改修は、厚労省が定める支給限度額を上回っての利用が可能です。
また、基準額の設定と関係なく利用できるサービスとして、居宅療養管理指導等があります。

上乗せサービスや横出しサービスについても触れられてます。

・ケアマネジメント・プラン作成

高齢者の介護は、保健・医療・福祉の専門家が連携し、
身近な地域で要介護者を支援していくという考え方(自立支援)に立って進められます。

その仕組みをケアマネジメントと言って、
中核を担うのが介護支援専門員(ケアマネジャー)です。
本人や家族の参画を得てのプラン作成が求められます。

ケアプランを作る際は、
サービス利用者の希望や状態を把握する(アセスメント)プロセスと、
専門家による協議(ケアカンファレンス)を経て作成されます。

ケアプランの作成は、自己負担無しでOKです。
介護サービスを利用しやすくするためですね。

・介護支援専門員(ケアマネジャー)や地域包括支援センター

介護支援専門員は、要介護者等からの相談に応じたり、
行政や事業者、施設等との連絡・調整を行うことが仕事です。

地域包括支援センターでは、
医師、保健師、経験が5年以上の看護師、主任介護支援専門員、
社会福祉士、介護福祉士等の配置が必要です。

3、介護サービス情報の公表

介護保険サービスは、利用者と事業者との契約に基づいて利用・提供されます。

その際、介護利用者は、介護サービスの情報が不足しているので
その利用者に対して、事業者の情報を共有する場が必要です。

また、事業所にとっても、そういう情報共有の場があることで、
事業所の取り組み・能力が評価され、利用者に対し、情報を提供することができます。

お互いにとって大事な場ですね。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

テーマについて、ご要望あれば、コメントをどうぞ。

◇病院経営の見える化について公開講座(動画)の講師をする機会を頂きました。感謝(^_^)
https://hcmi-s.net/weblesson-hcm/jmp_consult_01/  (講座)
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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
2023年、医療経営士1級に合格!
2023年、中小企業診断士の1次試験の2次試験は突破、次は登録。
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。