【理論と実践】地域医療構想と在宅診療・看取り

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令和5年11月11日 病院経営の理論と実践 2009号

■地域医療構想と在宅診療・看取り

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

今日は、 診療報酬改定間際の中医協の議論について学びをシェアします。

【看取り件数の増加】

最近、地域医療構想の話題を中心に取り扱っています。

地域医療構想の要となるのは在宅医療です。
というのも、病床機能報告制度によって削減された病床分の治療場所を在宅に移そう、という流れがあるからです。

少子高齢化の流れは止めることはできません。
人口減少、高齢化は、多死社会につながっていきます。

病床が少なくなるのであれば、在宅でなくなる方も増えていくでしょう。

実際は、未だ病院での死亡が多いのは事実ですが、在宅や施設での死亡も徐々に増えてきています。

そういった中で1965年からの看取り件数のデータを確認しますと、
徐々に増えており、今後も2040年までは増え、その後は高止まりする、という推計が出ています。

【地域での在宅診療の体制づくり】

そういった状況で在宅診療を進めていくためには、
在宅で治療を受けられる体制作りが地域で求められます。

これは、かかりつけ機能を担う病院であったり、
地域包括ケア病棟を持つような中小病院が担う役割と考えられます。

また、クリニックとの連携によって訪問診療の体制を作る、ということも求められそうです。

病床機能報告制度によって分けられた機能を、いかに連携させていくのか。

地域の大きな課題になると思います。

病院完結型から地域完結型、地域の医療資源をより的確に使えるように、
お互いの情報を共有できる、DX化も求められますね。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
中神勇輝。2023年、医療経営士1級を受験。無事1次は通過、次は2次試験。
(2023年、中小企業診断士の1次試験は無事通過。次は2次試験)
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。

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