【1075】新入院の経路について考える(救急搬送)

日々の学びや気づきを言語化し、行動を変え、未来を変える一助に。

金曜日です。仕事終わりの人もいるでしょう。

とらえ方次第で、人生変わります。良いアンテナを持ちたいものです。
日曜日のブログより(^_^)
https://wakuwaku-kokoro.net/2021/04/sigotonohousyuutohananika/

今週は、新入院について考えています。

収益は、単価と患者数。
入院において、重要な指標である「入院患者数」を決めるのは、「新入院」と「在院日数」です。
その「新入院」の経路のうち、「紹介」について書いてきました。
(前回の記事は、以下よりどうぞ。)

https://wakuwaku-kokoro.net/2021/04/shinnyuin-1/ (新入院と外来)
https://wakuwaku-kokoro.net/2021/04/shinnyuin-2/ (新入院と紹介状)
https://wakuwaku-kokoro.net/2021/04/shinnyuin-3/ (新入院と逆紹介)
https://wakuwaku-kokoro.net/2021/04/shinnyuin-4/ (新入院とクリニック)

今回は、救急車について。

入院経路としては「救急」も重要な経路です。

そこで、救急搬送をされる救急隊との関係性は極めて大事です。

救急隊に対し、自院が得意とする救急症例はどのようなものかを知らせることや、
受け入れ拒否をしないことも大事です。(もちろん自院の状況や地域の体制にもよります)

ちなみに、受け入れできない状況として、
「専門外」、「満床」、その他、いろいろあります。
中には、絶対に受け入れを拒否しない、という病院もあると思います。
これは、医師の数やベッドの規模、近隣の病院など、様々な要因に応じて
対応は変わりますが、できるだけ受け入れる、という姿勢は絶対に必要です。
(レベルを整えていくことが大事ですね)

救急隊との関係性作りとして、症例の勉強会を開くということもありすよね。

やはり人間と人間との付き合いですから、お互いに顔が分かった方が、
救急搬送をしようという行動につながりやすいですし、
どのような症状が対応可能か分かっていれば連絡しやすいです。

いつも断られる、嫌な顔をされる、そういった病院に搬送しにくいです。

会議

もちろん、対応できない症例を受け入れたら、
むしろ迷惑をかける場合もありますが、医師、看護師などの救急の体制、
病棟の受け入れ体制を整備することで対応してくれるところに搬送したくなるものです。

また、救急搬送の状況について、しっかりデータ化しておくことも大事ですね。

総数として、どれぐらい受け入れているのか。
市内の救急搬送のうち、自院でどれだけ対応できているのか、
逆に、市外に流れている患者はどれくらいあるのか、
ということも確認しておきたいところです。

受け入れ率というのもあります。
満床で受け入れられなかった割合、専門外で難しかった割合など、
受け入れ困難であった数を明確にし、問題点を明らかにし、
改善できる余地があるか、確認する基盤が必要です。

救急搬送から入院につながった率というのも確認しておきたい内容です。

それらがデータであり、データを元に現状を把握し、
問題点を抽出し、必要であれば対策を立てる。

経営分析ですね。

データ分析

新入院のルートとして大事な「救急搬送」。

現状把握と改善活動をしっかりやっていきたいですね。

では、また明日(^_^)v

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