【1107】予算達成とモニタリング(予算管理ガイドブック 6回目)
日々の学びや気づきを言語化し、行動を変え、未来を変える一助に。
「予算管理ガイドブック(芳野剛志さん」のご紹介!
最近読んでいる予算管理関係の本の3冊目。その6回目です!(最後)
【個人的要約】
・プランを立て、実行する。
目標に至るアクション、プロセス、KPIを明確にしなければ、組織や人は動かない。
動いてこそ結果が変わりますよね。
絵に描いた餅になるか、ならないか、非常に重要なことだと思います。
【個人的3つのアクションポイント】
・目標としている結果に至るプロセスは何かを考える。
・自分が責任を持てるのはプロセス。そのプロセスにすべての責任を持つ。
・事務局のモニタリングが品質を決める。
目標を立てる組織や人は、多いと思いますが、
そこに至る具体的なプロセスまで言語化できているか、となると、
実はできていない・・・という場合もいるように思います。
数値目標は掲げているものの、達成プロセスが不明であったりします。
だから、モニタリングもされず、気がついたら1年終わっていた・・・、
ということが起きます。
具体的なプロセス、モニタリングをできる仕組みが必要です。
【個人的重要トピック】
・経営会議は、責任者の事業遂行を進めることや、良いプレッシャーとなる。
・プランとアクション、常にチェックしてPDCAを回す。
・事業の結果に至るプロセスを明らかにする、それをフォローする。
コントロール可能なプロセスは何かを言語化する。
具体的であればあるほど、仮説検証が行いやすい。
・レポートの重要性は、「全てではなく、異常に着目する」ということ。
課題が一目でわかることが大事。
・会議でのモニタリング手順。
事前の情報収集や分析、
会議の進行、宿題の責任と期限を決めること、
事後フォロー。
・事業計画の実現性の評価。
対策レベルの目標値がない、責任者が不明といった場合は実現性が低い。
上記の場合、そもそも事業計画が重要視されていない可能性がある。
実現性評価があることで、モニタリングできるようになる。
その評価するチームが必要。ないのであれば作る、そして評価、ヒアリングをする。
再修正し、成果にたどり着くことができる。
・成り行きであれば自然減となってしまう未来も、一つ一つ対策を
積み重ねることで結果を高めていく。
・事業計画の構造化。シンプルに目標と数値を紐付ける。
・経営会議や、事業計画の評価のあり方、方法を見直してみよう。
適当に形作る計画では、モニタリングはできない。
KPIを月別に設定し、管理し、プロセスをフォローする。
予算編成の効率化や事業のキードライバーにフォーカスし、確認していく。
・外部環境の不透明さや、外部情報評価の難しさが、差異が起きる主な要因である。
だからこそ、外部の情報に敏感になることが必要である。
網羅的に物事を見ることは大事ですが、異常に着目できる仕組みがもっと大事です。
多くの組織で、経営レポートを作成することがあると思いますが、
網羅的すぎて大事なものが何か分からない報告になっていないか、
という視点で振り返ることが大事ですね。
特に経営層は基本忙しいですから、網羅的過ぎても結局見てくれません。
要所を押さえて報告することが大事ですね。
また、事業計画についての学びも多くありました。
事業計画の目標に対して、数値が紐づいていないとすれば、
「その事業計画、本気で達成しようと思っていますか」と
問いかける必要がありそうですね。
ということで大事なのは・・・、
モニタリングが質を変える、
モニタリングする数値を設定する、
数値を重要なものに絞る、
ということ。言われてみれば、当たり前ですが、
実際の計画が「適当な計画」になっていないか、反省です。
今回は以上です。では、また明日(^_^)v
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