【1144】診療報酬算定の意義の共有
日々の学びや気づきを言語化し、行動を変え、未来を変える一助に。
9月に、医療経営士1級の試験があります。
受験するかどうか、7月中頃までの勉強の仕上がり具合で決めます!
しばらく、その学びをシェアしていきます。
今回は、「入退院支援加算や認知症ケア加算の算定の取り組み」についてピックアップし、
経営と患者さんの利便性を考えてみます。
診療報酬の算定、というと、イコール経営(お金)でしょう、と思われがちです。
ここで立ち返りたいのは、診療報酬は、国が患者の健康に寄与するものとして設定されたもの、
ということです。
例えば、入退院支援加算。
早期に患者の生活背景、家族背景を知り、早めに退院先を検討することで在院日数は短くなります。
より患者さんの状態に合った退院先を見つけやすくなります。
本人はもとより、家族にとっても良いです。
家族からすれば、自宅、またはより状態にあったところところへ退院してほしい、と思うでしょう。
他の職種と連携して、知恵を出し合うことも大事です。
服薬指導、栄養指導、生活指導。
医師だけでは無理です。
協力することで、患者さんは幸せになります。
医療者は、なんといっても患者さんありきです。
患者さんのためになるならこそ、行動します。
認知症ケア加算も含めて、そういった視点で取り組んでいくことがとても大事ですよね。
例えば、認知症ケア加算では、身体拘束の有無を問題にしています。
身体拘束は、褥瘡など、いろいろ問題が起きます。
それを防ぐことに点数がついています。
診療報酬の算定は、ただ収益だけなく(もちろん収益も大事です)、
患者さんのためになる、ということを説明、共有できるか、ということが大事ですね。
では、また明日(^_^)