【1179】本来業務で対応しきれない部分を多角的にカバーする
日々の学びや気づきを言語化し、行動を変え、未来を変える一助に。
職場で「社会情勢と今後医療に求められるもの」というテーマで勉強会の講師依頼がありました。
そこで話した内容をシェアします。
目次は下記の通りです。今回は、「本来業務で対応しきれない部分を多角的にカバーする」について。
【目次】
・外部環境
コロナ禍による医療介護ニーズの変化の前倒し
地域包括ケアシステムの5つの要素
家族の解体と地域の解体
人口変化による2025年、2040年問題
ヒト不足とカネ不足
介護業界を支えるヒト不足
ヒト不足を補うDX、ICT化、AIの推進で、効率化、生産性向上が求められる
高齢化社会と介護保険
ダブルケアラーとヤングケアラー
人口減少に伴う外来の体制検討
自助の促進
情報発信と運動指導の両輪
本来業務で対応しきれない部分を多角的にカバーする
・課題
医療機関のステークホルダーとの関係性構築
巨艦型の大病院ではできないケアミックス型病院の役割
在宅を守る医療と介護の役割
少子高齢化、生産性向上、採用力向上への対応
院内外の多職種連携、他機関との連携
新しいコミュニティーの再生
選ばれる病院とは
あれもこれも、でなく、あれかこれか
外部環境の変化、内部環境を踏まえて何をするか、何に特化するか
【内容】
医療機関の本来業務は、医療です。
また医療法人として、介護施設の運営を行なっている施設も多くあります。
しかし、それらだけでは、地域を支えることはできません。
地域包括ケアシステムを支える5つの要素である、
住まい、医療、介護、予防、生活支援の視点で考えれば新たな分野の発想につながります。
ただ、これらの事業全てを医療法人だけで行うことは無理です。
そこで出てくるのが企業との連携でしょう。
例えば、生活支援。
食事は大事です。
しかし、配食サービスを病院がする訳にはいきません。
病院で取り組めるのは、やはり、医療、介護、予防など、直接的な関係性が深い分野です。
その医療、介護、予防以外の分野である、
住まい、生活支援に手を出す、となると、なかなか大変です。
栄養指導、嚥下機能評価など、食事の大切さは、言わずもがな、です。
また、運動療法といった、運動を推進することも極めて大事です。
それらにどう取り組むか。
食事では、配食サービスに取り組んでいる企業もいます。
人間にとって、食べられる能力は健康、自立と直結します。
また、運動施設の運営や福祉用具を販売するネット上のショッピングモールなどもあります。
医療だけではカバーし切れない部分を、自分だけでなく、
企業や地域と連携して取り組む道を模索していきたいですね。
では、また明日(^_^)v
テーマについて、ご要望あれば、コメントをどうぞ。