【1068】地域包括ケアシステムの5つの要素

日々の学びや気づきを言語化し、行動を変え、未来を変える一助に。

職場で「社会情勢と今後医療に求められるもの」というテーマで勉強会の講師依頼がありました。
そこで話す予定のスライドを作りましたので、その内容をシェアします。

目次は下記の通りです。今回は、2つ目の「地域包括ケアシステムの5つの要素」について。

【目次】

・外部環境

コロナ禍による医療介護ニーズの変化の前倒し
地域包括ケアシステムの5つの要素
家族の解体と地域の解体
人口変化による2025年、2040年問題
ヒト不足とカネ不足
介護業界を支えるヒト不足
ヒト不足を補うICT化、AIの推進で、効率化、生産性向上が求められる
高齢化社会と介護保険
ダブルケアラーとヤングケアラー
人口減少に伴う外来の体制検討
自助の促進
情報発信と運動指導の両輪
本来業務で対応しきれない部分を多角的にカバーする

・課題

医療機関のステークホルダーとの関係性構築
巨艦型の大病院ではできないケアミックス型病院の役割
在宅を守る医療と介護の役割
少子高齢化、生産性向上、採用力向上への対応
院内外の多職種連携、他機関との連携
新しいコミュニティーの再生
選ばれる病院とは
あれもこれも、でなく、あれかこれか
外部環境の変化、内部環境を踏まえて何をするか、何に特化するか

【内容】

地域包括ケアシステムの5つの要素については、以前も書いた記憶があります。

「住まい、医療、介護、予防、生活支援」です。
地域包括ケアシステムの大事なポイントです。

1、住まい

有料老人ホーム、サ高住、マンションも広い意味でいえば住まいに入りますよね。
今後、親の介護に対応できない子供、老々介護の増加、独居なども増えていくでしょうから、
住まいを提供するということは重要な役割と言えます。

しかも、ただ住まいがあるだけでは生活が成り立たない方もいます。
そこで、ヘルパー、訪問介護、訪問看護、訪問診療といった在宅を支える医療と介護の連携も必要になってきます。

2、医療

医師による診断、それを支援する看護、検査、画像といった人材、設備が必要です。
診断の結果、治療が必要であれば処置や手術ができる体制もまた必要です。
そして入院で対応しなければいけない症状もあります。
手術が終われば、リハビリテーション。その後の慢性期。

医療といっても、役割があります。
急性期、リハビリ、慢性期の役割間での連携も必須です。

今後、ますます介護との連携といったところも求められますから、
ケアマネージャーとの連携。訪問看護、訪問介護の有効利用も必要です。
単体では回らなくなってきていますね。

3、介護

介護保険もいろいろありますよね。

大きく分けて、施設を支える部分、在宅を支える部分の二つです。

個人的になじみが深いのは訪問看護、訪問リハビリです。
最近、話題の介護医療院も介護保険ですね。

介護度によって、使えるサービスの制限も変わります。

施設や在宅の2つのうち、現在のトレンドは、
できるだけ在宅での利用を促進させようとする介護報酬改定が進んでいます。

ただ、それを実現するために必要な取り組みとして、点数改定だけは整えられません。

自宅で暮らすには、家族の支援がどうしても必要です。
地域での関係性も整えなければなかなか難しいです。

家族の介護負担の軽減させるレスパイト入院は、
家族の負担を減らし、介護を継続させる力を維持させる、という点で、
ある意味、医療と介護の連携と言えるのではないでしょうか。

4、予防

食事、運動、睡眠など、いろいろあります。

健診も大事です。病気が悪化する前に健診を受けて対処する。
対処してこそ、意味があります。

生活習慣を変える。

食事に気をつける、ということであれば、管理栄養士も関わってきますね。

運動であれば、リハビリスタッフが運動習慣の定着に貢献、ということもあります。
運動療法士という職業もあります。

睡眠も大事ですね。

しっかり寝て、しっかり食べて、しっかり運動する、
という小学生の頃によく言われたことが基本です。

子どもに言う前に自分がやりましょう(笑)

その基本をないがしろにして、うまいことやろうとしてもなかなかできません。
実施するにあたって、国からの啓蒙、病院や施設での取り組みなど、
できること、また関われることがいっぱいある、と思います。

5、生活支援

生活と言えば、衣食住。
生活機能の維持、配食、見守り、コミュニティーの参加の推進といったことです。

「住」は、すでに取り上げました。その他、食事や着るものです。
自分自身で、ある程度努力して実行できることもあります。
市町村主催での地域の公民館での健康体操の教室の開催、
また、病院のリハビリスタッフによる健康支援の出張講座での促進もあります。
普段から、地域住民とコミュニケーションを取っておくことで関係性を作れます。

上記のように病院や市町村が中心になることが多いですが、
そういった行事も参加できる人ばかりではないです。
どのように参加を推進していくのか、ということも課題です。

食事についても、独居で、1人分だけ作るのも大変ですし、
体の調子が悪ければ、毎回毎回作ることも難しくなります。
配食サービスを充実させることで、食事を守り、健康を守ることになる、大事な機能ですね。

そして、家族が近くにいなければ、地域で見守るような体制も必要ですが、
それも簡単でないです。
お互いに声をかけあえる関係性を作っていくのが良いのか、
地域のコミュニティー、集まれる場を作ることで地域の再構築を行うのか、
ということも、今後の大きな課題と言えるのではないでしょうか。

会議

ということで、住まい、医療、介護、予防、生活支援という、
5つの要素について、地域に対し、法人単体で何ができるのか、地域と連携し何ができるのか、
ということを考えていくことが、大きな枠組みでの課題、と言えるでしょう。

では、また明日(^-^)v

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