【理論と実践】病床の機能分化の先にあるもの

~病院職員が、安心して、仕事の生産性高く、充実して働ける未来の一助へ~

ご友人等へのメルマガ紹介はこちらから。
https://www.mag2.com/m/0001682907

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
令和5年11月6日 病院経営の理論と実践 2004号

■病床の機能分化の先にあるもの

中神勇輝(なかがみゆうき)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

おはようございます。中神です。

医療経営士の1級の2次試験に向けて、しばらく医療介護関連のテーマについてをアップしていきます。

【試験の結果】

去る10月30日は、1次試験の合格発表日でした。
1回目(昨年)のリベンジを果たし、1次試験は合格でした。
2次試験の内容は、指定されたテーマについて、試験官、面接官の前でプレゼンです。

どのようなテーマが来るのか楽しみに待っておりましたが、先日、お題が到着しました。
そのような状況ですので、しばらく医療・介護関係の内容でお届けしていきたいと思います。

医療・介護を考えるにあたって、重要な視点・制度に、地域医療構想があります。
病床機能報告や外来機能報告の真っ最中であり、私も担当しています。

病床機能報告制度について改めて考えてみます。

ざっくり言うと、高度急性期や急性期、慢性期病床が過剰であり、回復期が不足しているので、
最適化しましょう、という話です。

これは全国的な状況ですが、富山県も同様です。

【機能分化の先にあるもの】

以前も取り上げましたが、地域医療構想において、「機能分化」ということは 常に言われていることです。

地域に必要な病床数を提示し、各医療機関がどの機能・役割を担うか、明確にしましょう、ということです。

この制度によって、ある程度。急性期病床が減り、回復期病床が増え、慢性期病床は減っています。
社会保障費、医療費を削減することによって、
財源的に持続可能な医療提供体制を構築していくという意味では、一定の結果が出ていると思います。

ただし、機能分化だけではどうしても不十分です。

何が必要でしょうか?

分けた機能をどのように地域で連携させていくのかという視点ですね。

今後は、「連携」の部分にフォーカスして、いかに取り組んでいくのか、
ということが、地域医療構想を実現するにあたって重要な視点だと考えています。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

テーマについて、ご要望あれば、コメントをどうぞ。

◇病院経営の見える化について公開講座(動画)の講師をする機会を頂きました。感謝(^_^)
https://hcmi-s.net/weblesson-hcm/jmp_consult_01/  (講座)
https://healthcare-mgt.com/article/iryo/jmp_consulting01/  (紹介)

◇過去の内容、記事はこちらから是非(^-^)
https://wakuwaku-kokoro.net/

◇試験勉強や本の学びをアウトプットしているYouTubeチャンネルは、こちらです(^-^)
https://youtube.com/channel/UC_PiglYG9qTBjlJ3jt3161A

この記事を書いたのは、こんな人。
ーーーーーーーーーーーーーーー
地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
中神勇輝。2023年、医療経営士1級を受験。無事1次は通過、次は2次試験。
(2023年、中小企業診断士の1次試験は無事通過。次は2次試験)
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。