【978】理念の共有と、話し合えるフラットな組織「書籍:医療経営士テキスト(上級)バランスド・スコアカード(3)」所感)

皆さん、こんにちは。中神勇輝です(^_^)

今回で、978目です☆

日々の学びや気づきを言語化し、行動を変え、未来を変える一助に。

◇過去の内容、医療系の記事をまとめているブログも興味があれば是非(^-^)

https://wakuwaku-kokoro.net/

◇メルマガ登録はこちらから(^-^)

https://www.mag2.com/m/0001682907.html

では、本日の内容です。

■本日の内容は、以下の本から

「医療経営士テキスト(上級:2)バランスト・スコアカード(3回め)」

バランスト・スコアカード

です。(1日1読書950日め)

https://www.jmpshop.jp/products/detail/616

試験用のテキストで通常の書籍と異なるため、ある程度、頭に入れていく必要があるので、
分割して読んでいきます(^_^)

1冊のボリュームにもよりますが、今回は、チャプター2~3章ごとにしますね。

では、読もうと思った目的、心に残った内容、感想などは、こちら(^-^)

■目標、狙い

ゴール

医療経営士1級の受験に向けて。

■個人的!要約

理念やミッションが明示され、職員間で共有できる仕組みがあって、
フラットに話し合える場の設定が大事。

■心に残った内容、感想など

昨日に続き、バランスト・スコアカード(※)の導入や運営の事例紹介です。

※BSC(バランスト・スコアカード)とは、
財務の視点、顧客の視点、業務プロセスの視点、学習と成長の視点です。

では、中身に入ります。

ポイント

1、福井県済生会病院

1)皆で考える

まずは、職員数が1200人、ということですね。10年前のテキストですから、
今は、もっと増えているのでしょうか。

それだけ多い中で、全体最適化を図るのが、どれだけ大変か想像に難くないですね。

そこで、戦略を全体的なものにするためのツールとして、
バランスト・スコアカード、ISO9001など、多くの職員が参画できる
システムを作っていった、とのことです。

ツールありきでなく、ミッション、ビジョン、戦略ありき、ですね。

戦略意識に対する強化と共通の目標に向かうことで、
職員のコミュニケーションの促進が行われ、組織、そして、個人の学習と成長にも貢献できます。

情報共有や意見交換につながり、かつ、問題解決の権利を現場に託して行動した結果であろう、
と筆者は推測されていました。

組織は、すぐにタコツボ化するので、その弊害をぶちこわす仕組みと、
その推進こそ、肝要ですね。

2)フラットな組織のメリット

SWOT分析から始まり、目標の作成、アクションプランの実施、
目標達成までの改善のPDCAサイクル。

現場の職員間の連携、コミュニケーション能力を高める、フラットな組織にするメリットは、
何でしょうか。

専門職の知恵や知識、それに伴う経験が偏在していますが、
それらを共有すれば、シナジー効果で組織として大きな力が見れるはず、という考え方と、
それを実現しようとする行動力こそ肝要ですね。

「病院の差は中で働いている職員の差である」という言葉が紹介されていました。

会話をすることで職員同士の関係性が高まる。
公平にリスペクトしあい、組織の情報がフラット化される働きやすい職場。

患者が喜ぶ医療サービスを提するために、患者の声を客観的に知らなければならない。
その声を知る、共有する機会を設けている、とのことです。

「患者の立場で考える」という理念に共感した職員が共通の目的を持って対応するから、
患者本位の医療サービスを提供することができる。

理念があって、フラットな組織があって、コミュニケーションロスを無くすことで、
患者本位の医療が提供できますね。

2、医真会グループ

1)多くのグループの運営

グループというだけあって、
医真会八尾病院、リハビリテーション病院、診療所、訪問看護ステーション、
介護事業センター、ケアハウスデイサービス、等、たくさんの機能をお持ちのグループです。

当初は、トップダウンで行ってきたそうですが
新たな事業所が増えれば増えるほど、職員数が増えるので、トップダウンだけでは、難しいですよね。

そこで、グループで、バランスト・スコアカードの導入を決められたようです。

取り組み例は、色々書かれていました。

収益確保、診療報酬の見直し、看護配置、顧客の視点での取り組み。
チーム活動を加えたことで、毎週チームで活動を振り返ったり、
月次報告書を提出するなど、コミュニケーションを行うことができた、など。

2)トップの意識

病院毎、施設毎で、取組みの温度差や進捗具合は異なるようで、
最後、トップマネージャーの取り組みに対する理解と関心の高さが重要である旨が
書かれてあったことが心に残りましたね。

■ベイビーステップ

ベイビーステップ

「フラット、横断的に話し合える場を作りたい!」という思いで、
アンテナを高く持って、日々の関わりを考えていく。

前回の内容はこちら。

https://wakuwaku-kokoro.net/2021/01/medical-management-2-2/

前々回の内容はこちら。

https://wakuwaku-kokoro.net/2021/01/medical-management-2-1/

以上です(^_^)v

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA