【1149】2025年、2035年、2040年という節目
日々の学びや気づきを言語化し、行動を変え、未来を変える一助に。
9月に、医療経営士1級の試験があります。
受験するかどうか、7月中頃までの勉強の仕上がり具合で決めます!
しばらく、その学びをシェアしていきます。
今回は、「2025年、2035年、2040年」について。
何の年でしょう?
聞かれたことがある人が多いと思います。
医療介護経営に置いて政府の目指すものを知っておくことは必須です。
それを知るきっかけになれば幸いです。
まずは、「2025年社会保障改革ビジョン」。
10年前は、まだまだ先だなぁ、と思っていましたが、あっという間です。
・人口構造の変化
・医療介護需要の変化
・財源の問題
などが書かれています。
これらの変化に対応するために、医療機関には何が求められているのか。
身近なものでは、一般急性期の在院日数の短縮。9日が目標。
そんなに短くできるのか?
という感じですね。
診療報酬では、現状、18日以内を基準としています。
想定通りにいっていないのが現実か?とも思います。
しかし、それだけ短くしようとしている、ということですから、
在宅などの別の方法を充実させよう、としていることは想像に難くないです。
実際、そうですし。
その他、医療区分1の割合が多い療養の病院は、在宅復帰できる患者を増やす。
より重症度の高い、医療区分2や3の患者割合を増やす必要も出てくるでしょう。
次に、「保健医療2035」。
これは、
「急激な少子高齢化や医療技術の進歩など医療を取り巻く環境が大きく変化する中で、
2035年を見据えた保健医療政策のビジョンとその道筋を示すため、国民の健康増進、
保健医療システムの持続可能性の確保、保健医療分野における国際的な貢献、
地域づくりなどの分野における戦略的な取組に関する検討を行うこと。」
を目的としたものです。
予想問題集では、「質の改善、ケア、当事者意識・自助の促進」の3つがポイントと書かれています。
また、厚労省のホームページを見てみると、以下のことがキーワードとして紹介されていました。
・健康づくりへのインセンティブ
・持続可能かつ高品質な医療
・医療の質
・グローバルヘルス
・sintax
・保険者機能
・アウトカム評価
・薬の過剰処方
・グローバルヘルスセキュリティ
・かかりつけ医
・地域医療
・国際保健外交
・イノベーション
・ヘルスケアデータサイエンス
・プライマリケア
・cure からcareへ
・団塊世代
・NCD(National Clinical Database)
・医療技術評価
・終末期医療
・健康先進国
・健康寿命
・持続可能な保健医療システム
医療の質、技術を高めること。
病気にならないようにする、健康を維持すること。
地域(クリニック、保険者、地域でのシステム構築)で支えること。
などが注目されていると思いました。
これらの言葉すべてに対し、「分かる分かる!」とならなかったので反省しています(^_^;)
何となくでも、意味がイメージできるようにしておきたいと思いました。
最後に、「2040年問題」。
65歳以上の高齢者がピークになる年、です。
何が問題か、というと、生産年齢人口が減る、ということです。
よく話題になるのはベッドの数ですが、介護ベッドの不足が危惧されています。
20年後、介護と医療のニーズの変化が顕著になった時、どうすれば良いのか?
(介護ニーズの増大)
たとえば、慢性期の病床は、介護老人保健施設への転換なども一つですが、
自院だけでは決められないものばかりです。
地域の状況を踏まえて、自院の未来を考えておきたいですね。
では、また明日(^_^)v
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