【1151】手術の日帰りの推進

2021年7月9日

日々の学びや気づきを言語化し、行動を変え、未来を変える一助に。

9月に、医療経営士1級の試験があります。
受験するかどうか、7月中頃までの勉強の仕上がり具合で決めます!
しばらく、その学びをシェアしていきます。

今回は、「手術の日帰りの推進」について、考えてみます。

手術を日帰りにすることでどんなメリットがあるでしょうか。
どのような狙いがあるでしょうか。

まず、患者の負担ですね。

入院をするとは、まったく別の環境で過ごすということです。
つまり、慣れない環境です。
楽しみのために行く旅行と違って、
手術を受ける、他人の監視下にさらされる、といったことからストレスを感じやすいです。
1泊2日程度であれば、そこまで大きな影響は受けないかもしれませんが、憂慮したい点です。

逆に、翌日には経過観察をする必要がある手術であれば、
(例えば、白内障。術後におかしなことが起きていないか、日帰りの場合、翌日に受診してもらい、確認する)
二度手間で、来院するよりも、そのまま入院していた方が楽とも言えます。
特に、自宅が遠方の場合は、移動の負担を考えると、入院した方が楽でしょう。

では、病院のメリットは、どうでしょうか?

術後直後の急変時の管理がしやすい。
入院収入も得られる。

といった点でメリットが大きいように思います。

しかし、前述の通り、環境変化は患者に予期せぬ心的ストレスを与えます。
また、入院が必須でなかった場合に、その他の緊急に入院が必要となる患者を
受け入れられない事態も生じます。
その場合には、日帰りへの変更をお願いしたり、など、急な対応も必要です。

患者利便性の面、収入の面、運営の面、様々な視点で最適化を図る必要がありますね。

また、国としては、できるだけ日帰りの入院を勧め、医療費の削減にも努めたい、
と考えています。
そのような診療報酬改定(白内障であれば入院点数が下がってきた)が
行なわれてきています。

日帰りで対応できる患者は、日帰り。
入院が必要な患者は、入院。

この動きが止まることがありません。対応できるように準備しておきたいですね。

ベイビーステップ

では、また明日(^_^)v

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