【1153】タスクシフトする側、される側

日々の学びや気づきを言語化し、行動を変え、未来を変える一助に。

9月に、医療経営士1級の試験があります。
受験するかどうか、7月中頃までの勉強の仕上がり具合で決めます!
しばらく、その学びをシェアしていきます。

今日は、「医師の時間外労働、賃金に対する取り組み」を通して。

データ分析

医師の時間外労働に対する規制が厳しくなります。
それもあって、役割分担、タスクシフティングということもよく言われています。

では、どのように進めるのが良いでしょうか?

まずは現状分析ですね。
医師が、どれくらい残業をしているのか。
タイムレコーダー、ICカード等での把握はできるか。
36協定はあるのか。

もし、把握する体制があり、時間外労働が少ないのであれば、制度的な問題はクリアできます。
この点は、最低限のクリア条件です。

次の段階として、病院、職場としての付加価値をつけられるかどうか、ということが課題になります。

医師からすれば、医師以外でも可能な仕事は極力したくない、はずです。

その仕事には、書類作成、呼び込みや患者案内、その他事務的な仕事、いろいろあります。
書類作成であれば、事務クラーク、
呼び込みや患者案内であれば、看護助手などが担当する、などが考えられます。

どのような業務があって、どのスタッフに、タスクシフトするか。

ここで注意点。
ただ、仕事を振っていくだけでは感情的な問題が起きます。
業務移管を良しとする空気を、いかに作れるか。

事務的な仕事といっても、「誰でもできる仕事でしょう」のように仕事を回された、
と感じてしまう渡し方をされたら、どうでしょうか。

間違いなく、やる気が失われます。
そして、その思いは見透かされます。

どんな仕事にも趣旨はあります。
タスクシフトをしたい、ということにも理由があります。

なぜ、それをするのか。
その趣旨や理由をどれだけ徹底できるのか。

ただ、仕事を振ればいいわけではありません。
仕組みも大事ですが、その意義を伝えているか、はもっと大事です。

何の仕事にでも共通することです。心がけて、言語化していきたいですね。

会議

では、また明日(^_^)v

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