【1038】仕組みや制度を知ると着眼点が増える、発想が変わる

日々の学びや気づきを言語化し、行動を変え、未来を変える一助に。

水曜日ですね。いかがお過ごしでしょうか(^_^)

昨日のテキストの続きです。

医療経営士テキスト「DPCによる戦略的病院経営」(第2章「DPCとは何か」)

です。(読書通算972日目)

【DPCの大枠】

患者の疾患について、「診断群、年齢等、手術の有無、副傷病、重症度等」で分類する。
データ収集、解析の際には、レセコンとの連動性が求められる。
これは、標準マスターの義務化で対応している。

これら医療情報の標準化により、臨床面とマネジメント面で種々の分析が可能になる。
定義表や樹形図、包括範囲と出来高範囲を提示し、制度化。
ホスピタルフィーとドクターフィー。
DPCでは、DRGで評価しきれない包括部分を、傷病に応じて柔軟な支払いを設定できる。

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人の数だけ病気がありますが、それらをある程度標準化できるように分類することは
大変な仕組み、と感じますね。

他国の方法を参考にする、取り入れる、改善してきて、今の日本の医療の形になってきています。
DPC制度について大枠の振り返りができました。

【関連データと評価】

様式1。
診療録情報、医療機関情報、患者情報、入退院情報、診断情報、手術情報がある。

EFファイル。
診療明細情報、行為明細情報。

共通のフォーマットで情報が収集される。
標準化されたデータセットだからこそ、ベンチマークが可能になってきている。

病院機能係数。

変動費的な部分と固定的な部分で構成される請求。設備や人員、管理料等の情報の収集、
複雑性や効率性、ケースミックスインデックスのデータ回せてた事件による分析を行った結果、
9つの評価軸が出された。

・総合性
・専門性
・都市部の病院
・効率性
・地域連携

など。

今まで設定されてきた係数や指数。
病院機能係数1。例えば、入院基本料。
病院機能係数2。データ提出指数。効率性指数、複雑性指数、
カバー率指数、救急医療係数、地域医療指数など。

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実務担当者でないとよく分からない言葉が大量にありますね。
分析をする手前、これらの言葉は聞きますが、実際に作っている訳ではないので、
理解が怪しいところはありますが、ただ、それぞれの言葉が意図するところは、
ようやく分かってきたように思います。

ベンチマークにおいて、データの標準化は必須ですね。

情報を集める、ということ。
評価したい部分は何か、ということ。

診療報酬は、国の施策と連動していますので、点数や係数からメッセージを読み取り、
自院や地域の動きと合わせて考える必要がありますね。

では、また明日(^_^)v

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