【1039】データとマネジメントと戦略

日々の学びや気づきを言語化し、行動を変え、未来を変える一助に。

木曜日ですね。いかがお過ごしでしょうか(^_^)

昨日のテキストの続きです。

医療経営士テキスト「DPCによる戦略的病院経営」(第3章「DPCデータを用いた病院マネジメント」)

です。(読書通算973日目)

データを使ったマネジメントについて学んでみたいと思います。

【経営者の責務、データの使い方】

適切なコーディングによる収入管理。コーディングを誤ると大きな減収にもなり得る。

良い医療を提供し、患者に満足してもらうこと。
個別の患者で赤字黒字が生じるとしても、最終的に病院全体として適正利益を上げる。
それが経営担当者の責務である。

収支管理のための病院システム。
収入管理、支出管理、品質管理、などがある。

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データ担当者は、実務的な部分で増収に取り組むという役割があり、
そして、経営者は、そのデータを知って判断することが役割である。
それぞれの役割を果たさなければ病院経営は成り立たない、とあらためて思います。

【クリニカルパスの目的】

医療を可視化し、医療の質の向上と効率化を達成するツール。

使用薬剤や医療材料の適正化が図られ、臨床指標が組み込まれていることが重要である。
コスト削減は目的ではない、在院日数、施設による違いもある。
大事なのは、どのような状態になったら退院するか、である。

クリニカルパスの評価は非常に重要。
データ活用したクリニカルパス評価の進化系、桑原・田崎メソッド。
Excelとアクセスを使えば簡単に行うことができる。

ポートフォリオの活用。
症例数、占有ベッド数、平均在院日数の観点を持つ。
平均在院日数を、全国平均並に短くできれば、その分、数床分のベッドを書く。
そのベッドに、待機患者を充てることで、収入増も理論上は可能となる、という視点も持つ。

出来高換算コストデータの活用、原価分析など、いろいろある。
すべてのDPCについて細かい分析は不要である。
各診療科で代表的な疾患について分析することで、自施設のマネジメント上の問題点が明らかになる。
人材や設備の生産性の適正化、事業プロセスの見直しが必要である。

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診療の流れを見直すことで、効率化が図れる。
つまり、患者のためになることがある、ということです。

しかも、「あれもこれも」分析する必要はなく、
「あれかこれか」で的を絞って取り組むことで問題点を明らかにし、
まずは、より重要度が高いと思われるものから着手したいですね。

【データを用いた地域シェア分析】

地域の患者の疾患別のシェア予測や、自院の患者のシェアを確認することで、
自院が、地域密着型なのか、広域型が良いのかを検討することができる。

VRIO分析。
地域の疾患ニーズに適応する診療は何か。
医療圏域内における入院症例の割合は何%か。
他施設による模倣は容易か。
組織、教育、医療機能として、充足しているか。

バリューチェーン分析。
紹介なし、救急、紹介から検査・診察、入院治療や外来治療、外来、逆紹介。
そのKFS(キーファクターフォーサクセス)として、
紹介逆紹介の状況、研修会、訪問看護、救急支援、専門的検査の強化、
専門的治療の充実、クリニカルパス、入院部分の強化につながる外来、
定期的フォローアップなどに関連する数値が候補となる。

院・外来比率の適正化は想像以上に大きな経営改善の効果がある。
入院治療に専念できる環境作りは経営面でも重要である。

クリニカルパスは治療の標準化や、治療の可視化、どのような状態になると退院できるかを
患者に説明する重要なツールである。追い出され感の予防にも効果がある。

他機関との連携も含めたクリニカルパス、ICT化が不可欠である。

地図情報システムを用いた分析。紹介の有無別の診療圏域や医療機関の分布を地図上で把握する。
既存の紹介元施設や紹介先施設へ、よりきめ細やかな対応が可能となることや、
連携施設の新規開拓もより効率的に行うことが可能になる。

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分析の手法を知ることは大事ですね。特に、KFSの設定は大事だと思います。
自法人で何を成し遂げたいのか、そのために必要な行動、結果をフォローすることで
進捗確認しやすくなりますね。

入院外来比率の適正化は、大きな課題として取り組みたい項目です。

【バランストスコアカードへの活用】

4つの視点。

財務の視点とは、過去。
顧客の視点とは、外部。
内部業務プロセスの視点とは、内部。
イノベーションと学習の視点とは、将来。

短期でなく、長期的な視点。コストを減らして、知識や技能の蓄積が行われなかったり、
将来的に患者が減ってしまう、ということではバランスが悪い。

BSCは、各指標間の因果関係に基づいて設定する。
短期的利益と長期的利益、組織全体の目標と個別の目標。

病院で最も重要なのは理念である。
人の役に立つ仕事をしているという意識の強い医療職を経済的指標のみで評価すると、
組織への忠誠心は急速に減少する。

理念を中心に内部環境、外部環境分析を行い、ビジョンを策定し、戦略、目標を立てる。
3C分析やSWOT分析などを行い、強みを機会に当てることで具体的な戦略が見える。
その戦略実行に必要なKPI(キーパフォーマンスインディケーター)として目標設定し、
進行管理や評価が行われる。(P76からP80の図は参考になる)

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バランス、大事ですね。

偏った考え方をするのは簡単ですが、トータルで捉える、という思いを持っているかどうかで
判断も戦略も変わります。

お金だけでもダメですし、医療だけでもダメです。
理念から戦略、日々の行動が生み出されます。

この落とし込み、超重要です。年度末の今、しっかり考えたい内容ですね。

では、また明日(^_^)v

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