【1022】介護ニーズをコントロールする地域の協力体制

日々の学びや気づきを言語化し、行動を変え、未来を変える一助に。

月曜日ですね。体調を崩していたので、いつもの時間より配信が遅くなり、失礼しました。

本日から、

医療経営士テキスト「介護経営」

https://www.amazon.co.jp/%E4%BB%8B%E8%AD%B7%E7%B5%8C%E5%96%B6-%E2%80%95%E4%BB%8B%E8%AD%B7%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E6%88%90%E5%8A%9F%E3%81%B8%E3%81%AE%E9%81%93%E3%81%97%E3%82%8B%E3%81%B9-%E5%8C%BB%E7%99%82%E7%B5%8C%E5%96%B6%E5%A3%AB%E4%B8%8A%E7%B4%9A%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%88%EF%BC%91%EF%BC%93-%E5%B0%8F%E7%AC%A0%E5%8E%9F-%E6%B5%A9%E4%B8%80/dp/4890419403

について、心に残った部分を紹介していきます。(読書通算961日目)

介護経営。

「自助」が基本、介護は予防が大事、介護ニーズはコントロールできる、ということ、
また、フィンランドの話も興味深い内容でした。

そして、地域包括ケアシステム、10年前のテキストですが、
その頃から言われていたことを実感しますね。

自助があっての介護であること、
その介護サービスの取りまとめを助けるのがケアマネや地域の医療機関であること、
介護と医療など各種サービス提供者をつなげるキーパーソンが必要であること、
など、印象的でした。

専門職が、有機的に、ゆるく結びつくためには、つなげる接着剤的な存在が必要ですね。

それが、地域包括支援センターなのか、医療機関なのか、その地域で特性が異なりますから、
主体となる機関も異なる、と言えます。

自分の組織がどのような立ち位置になれるのか、役割を担えるのか、
考えていきたいですね。

今回は、第1章「イノベーション戦略」について、取り上げます。

ポイント

【介護経営におけるイノベーション】

ここで言われているのは、職種間で共同することや各機関のあいだでの連携がとても重要である、
ということ。

予防から終末期医療・介護までの連続した事業フローを牽引する戦略的な成長が求められます。

統合化・多角化が待ったなしの時代で、介護経営は、事業の趨勢を左右する位置にあります。

また、イノベーションについて、

機械的イノベーション
自律的イノベーション
漸進的イノベーション
構造的イノベーション

の4つの視点で紹介されていました。

1つの医療機関だけでできるイノベーションには限りがありますので、
連携すべき地域の関係機関とともに学習し、共に地域のニーズを満たしていける
体制を作っていかなければいけない、ということですね。

その要になるのが、課題や情報を共有すること、共通の目標を持つこと、
様々な機関をつなぎ合わせるキーパーソン、ですね。

【地域包括ケアシステムと介護ニーズ】

介護サービスが地域包括ケアシステムの有機的な要素と位置づけられる。
保健・医療・福祉・介護が包括的に連携して予防からターミナルケアまで継続的に支援する仕組み。

介護原因が予防されれば要介護者も減少する。
疾病や障害の予防や回復がきちんと行われれば介護者は減少する。
たとえ要介護になっても、程度は軽くて済む。

つまり介護ニーズは、予防健康増進やリハビリテーションなどの、
社会的な取り組みについてコントロールできる。
地域における介護ニーズを戦略的にコントロールしていく、ということが大事、
と書かれてあり、ますます単独では地域の生活は守れない、と思いますね。

高齢者の生活の中に介護ニーズの実態があること、
丁寧に相談に乗ってもらいたい、というニーズ、
サービスやアウトカムをもっと「見える化」してもらいたい、というニーズなど、
いろいろなニーズがあります。

「手前」のサービスや「水際」のサービスも事業の観点から見逃せないこと、
実際、ケアマネジャーがケアプランに直接結びつかない相談にも多く乗っている、
ということを見ると、その役割がとても大事なことに気づきます。

組織とは、ネットワークのようなもの。

各メンバーの力をつなぎ合わせて、共有された目的を、最短時間と最小コストで達成するのがネットワーク。

「公共性のある目標」を掲げ、専門性を発揮する中から「連携の必然性が明瞭」である、
働く環境を整備する。

同じ医療機関の中でも、目標を共有することは大変ですが、
地域包括ケアシステムを構築するための、旗振り役と目標と行動の大切さを感じますね。

ゴール

では、また明日(^_^)v

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