【983】日本における医と工の連携の体制整備 (書籍:医療経営士テキスト(上級4)医工連携(2)所感)

皆さん、こんにちは。中神勇輝です(^_^)

今回で、983日です☆

日々の学びや気づきを言語化し、行動を変え、未来を変える一助に。

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では、本日の内容です。

■本日の内容は、以下の本から

「医療経営士テキスト(上級:4)医工連携(2回め)」

医工連携

です。(1日1読書955日め)

https://www.jmpshop.jp/products/list?category_id=124

試験用のテキストで通常の書籍と異なるため、ある程度、頭に入れていく必要があるので、
分割して読んでいきます(^_^)

1冊のボリュームにもよりますが、今回は、チャプター1~2章ごとにしますね。

では、読もうと思った目的、心に残った内容、感想などは、こちら(^-^)

■目標、狙い

ゴール

医療経営士1級の合格。

■個人的!要約

日本でも、医療機器や医療技術を開発するために必要な機関、体制を作ろうとしている。
そのために必要なものは、体制の整備、連携するする仕組み、開発を支える人材の育成である。

■心に残った内容、感想など

その前に、前回の内容はこちらです(^-^)

https://wakuwaku-kokoro.net/2021/01/medical-management-4-1/

それでは、今回の内容です。

ポイント

1、審査承認の迅速化、医療産業のグローバル化に向けた政府の動き

審査や承認に時間がかかっていること、医と工のやり取りがしづらい、
という問題を抱えている中で、
その問題を解決するためにアプローチが種々とられているようです。

1)医薬品医療機器総合機構(PMDA)

目的は、

「試験から承認まで一環した体制とし、
市販後における安全性に関する情報の収集、分析、提供を行い、
国民保健の向上に貢献することを目的とする活動」

ですね。詳細は、以下からどうぞ。

https://www.pmda.go.jp/about-pmda/outline/0001.html

施策の内容が7つありますね。

・緊急資金の集中投入
・ベンチャー企業の育成など
・臨床研究、試験環境の整備
・アジアとの連携
・審査の迅速化、質の向上
・イノベーションの適切な評価
・官民対話

日本にも、米国のFDAが開発の支援に力を入れている体制に近い環境が
生まれることが期待できる、とのことです。

その他、日本における先進的プロジェクト、先端医療開発特区ということも
触れられていました。

iPS細胞、再生医療など、
これらの分野は、関係機関との密な連携が必要な分野であり、
医療機器や革新的な医療技術を生み出すことは、
国家的な課題として強く認識されています。

余談ですが、レセプトのチェックの時に、「医療用医薬品の添付文書」で
お世話になっていたのを思い出しました(笑)

2)総合的迅速臨床研究(ICR)

次に、紹介されていたのは、ICRです。

この効果は、研究の初めに、最終のゴールを決めることが可能となる、
ということのようです。

例えば、その医療技術が完成すれば、どのような数の患者に適用できるのか、
企業化を目標とするのか、特定の病院で実施するのか、
などを決めて計画を立てていく。

そのICRを推進するために必要なことして、

・臨床研究基本法の制定
・臨床研究の拠点整備、ネットワークの形成
・推進のための政策
・資金や制度の改革、人材育成

などがある、と書かれてありました。

(人材育成としては、医師、生物統計家、データマネージャー、
治験コーディネーターなど、多職種の連携が必要、とのことで、
どの分野でも人材育成と、連携は重要テーマですね。)

また、サポート産業の創出育成も必要で、
ニーズやシーズの情報収集、コンサルティング、市場調査、
部品部材開発、施策、動物実験、翻訳、人材派遣など、
まさにクラスターの形成が必要、とのことです。

では、短いですが、本日は、ここまで。

次回は、実際に日本で取り組まれている事例として
神戸の事例が紹介されていましたので、触れたいと思います。

以上です(^_^)v