【1018】医療の多面性を知る(高度医療、保険体制、東洋医学、株式会社)(医療経営士テキスト)

日々の学びや気づきを言語化し、行動を変え、未来を変える一助に。

木曜日ですね。あと2日、乗り切りましょう!

医療経営士テキスト「保険外診療/附帯業務」

医療経営士テキスト

https://www.jmpshop.jp/products/list?category_id=124

の5回目です。(だいぶ引っ張っています)

(読書通算958日目)

(1回目) https://wakuwaku-kokoro.net/2020/12/post-1734/
(2回目) https://wakuwaku-kokoro.net/2021/02/medical-management-12-2/
(3回目) https://wakuwaku-kokoro.net/2021/02/medical-management-12-3/
(4回目) https://wakuwaku-kokoro.net/2021/02/medical-management-12-4/

以前の記事は、上記からどうぞ。では、早速、中身に入ります。

ポイント

1、未承認の医薬品や医療機器等の使用

高度医療の対象となる技術、医薬品、医療機器について、
それらを実施、使用する医療機関は届け出が必要であること。

新たな技術、機器、薬剤が、承認されているのか、未承認なのか、
保険診療との併用が認められるか、など、承認状況は国によって異なる、
日本では、デバイスラグと言われるように、海外と比べると、承認が遅いこと。

新たな技術や機械が開発されても、承認に時間がかかる、となると、不利益を被るのは、
患者であり、企業であり、これらは以前から日本の医療産業の課題になっていますね。

そして、日本で認められていない未使用品の医薬品や医療機器について、
海外から個人的に輸入して使用することは認められているようですが、
その取り扱いは厚労省の個人輸入に関するQ&Aで、紹介されている、とのことです。

薬であれば、薬事法に違反しないか、また、他人への譲渡や売買の禁止など、
個人輸入について、危険性と必要性をよく考慮すること、と書かれていました。
やはり、薬ですから、自己判断による使用で副作用などが起きる可能性もありますよね。

国内承認されたとしても、未承認の効能を期待しての利用や容量を超えての使用は、
適用外使用に該当する、とあり、注意が必要ですね。

2、保険外診療と附帯業務と民間医療保険

拡大する民間医療保険市場、ということで、
医療保険といえば、病院は切っても切り離せない関係ですね。

生命保険商品の主力は、死亡保険から、第3分野と称される
医療保険商品へとシフトが起こっている。(10年前のテキストです)

特にがん保険への移行が目立つ。
また、先進医療特約の保険の開発などもある。
自由診療保険の登場ということで、保険外診療費用を対象として、
入院費、治療費の自己負担分を実額控除するものもある。

治療の内容の変化に応じて保険の内容も変化している、ニーズを捉えようとしている、
ということですね。

3、先端医学

まずは、遺伝子診断。

遺伝子検査の進歩は目覚ましい進歩を目覚ましいが、
倫理的な課題もあり、保険適用が進歩に追いついていないのが現状である。

(テキストが書かれた10年前はそうでしたが、
今ではだいぶ遺伝子検査が認められてきていますね。)

先天性血液凝固異常症、筋強直性ジストロフィーなど、
他にも、いろいろな疾患が登録されてきている。

そして、技術の進歩により、低コスト化も進んでいる。

今後の医療のあり方として注目されているテーラーメイド医療を推進するには、
遺伝子検査体制の基盤の強化が不可欠である。

個人に着目した治療、検査によって分かった特性を踏まえて診療にあたる、
ことができる、これってすごいことですよね。

有効な患者のみに、有効な診療をとることができる経済効率性の高い医療と言えます。

遺伝子治療、遺伝子治療や再生医療など、技術も発達しています。

4、先端がん治療

放射線治療、強度変調放射線治療、粒子線治療、切らずに治すがん治療法。

ただし、これらは、施設、設備投資が高額であり、できる施設が限られている。

免疫細胞療法免疫細胞を体外に取り出し、特別な処理を施し、戻すなど、
どんどん進歩していますね。

5、漢方医療

保険診療科で行うと療法や用いる生薬が限定される。
思い切って保険外診療とすることで、漢方本来の考え方に立った理想的な漢方を提供できる。

北里大学東洋医学総合研究所、慶應義塾大学医学部、飯塚病院など、紹介されています。

鍼灸師を擁する医療機関もある。
漢方的診療では、四診と称され、指診、問診、聞診、切診により行われ、
投薬はエキス剤や煎じ薬などで行われる。

個人的には、東洋医学は好きです。未病の状態でいかに防ぐか、
ここに時間とお金を使うべきだと思います。

6、海外の株式会社形態の病院における経営戦略のグローバル化

大きく3つの形態があります。

公的医療保険のみに依存
民間医療保険や個人の自己負担と公的医療保険
個人個人の保険外診療収入のみ

どのように運営しているのか。

また、経営手法として、メディカルツーリズム、海外進出、
新設病院の運営受託及びコンサルティング、現地病院のM&Aなど、
多岐にわたります。

日本では考えにくいことが、海外では常識的に行われている、ということを知ると、
日本の医療をまた違う視点で見ることができますね。

以上です。

では、また明日(^_^)v

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